石破茂氏が新総裁に選出され、市場は円高と株安で反応した。
石破氏はタカ派で利上げ容認の姿勢があり、金融資産への課税も検討している。これを受けてドル円は146円から142円に急落し、日経平均株価も下落の見込み。クロス円通貨ペアも軒並み下落し、日銀の利上げ観測が高まっている。
ドル円は「宵の明星」シグナルが出現し、週明けには140円割れの可能性もある。他の通貨ペアでは、ゴールドは上昇基調だが調整売りの可能性があり、ポンドドルとユーロドルはレンジ相場が続いている。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は28日移動平均線を再び割った。金曜日の石破総裁選出は市場にとってはサプライズとなった。そのため、高値陰線を形成して、3円以上下落している。ローソク足パターンに注目してみると、「陽線+十字線+大陰線」という戻り高値を示唆する「宵の明星」シグナルが出現している。
このパターンの場合、再び安値更新する可能性が高い。具体的には140円割れの可能性があると考える。RSIも40となっており、下落基調を示唆する水準で推移している。