石破茂氏が新総裁に選出され、市場は円高と株安で反応した。
石破氏はタカ派で利上げ容認の姿勢があり、金融資産への課税も検討している。これを受けてドル円は146円から142円に急落し、日経平均株価も下落の見込み。クロス円通貨ペアも軒並み下落し、日銀の利上げ観測が高まっている。
ドル円は「宵の明星」シグナルが出現し、週明けには140円割れの可能性もある。他の通貨ペアでは、ゴールドは上昇基調だが調整売りの可能性があり、ポンドドルとユーロドルはレンジ相場が続いている。
前日価格変動TOP3
- CADJPY -2.21%
- GBPJPY -2.13%
- EURJPY -1.93%
NY市場マーケットハイライト
- 新首相に石破茂氏、決選投票で逆転勝利
- 市場にとってはサプライズ、対立した高市候補は利上げ慎重派
- 石破氏は利上げ容認のタカ派、金融資産への課税を検討
- ドル円は急落、日経平均株価の時間外取引は2000円以上の下落
- ドル円は「陽線+十字線+大陰線」の宵の明星シグナルが出現
- ドル円は146円から142円に急落、週明けは140円割れの可能性もあり
- クロス円通貨ペアは軒並み下落、日銀の利上げ観測が高まる
- ゴールドは上昇基調も調整売りが強まる見通し、RSIが70に到達
- ポンドドルは高値圏でもみ合い、振れ幅の大きい波を形成中
- ユーロドルは1.12ドルが強い抵抗線、上抜けできずレンジ相場
- 原油はわずかに反発、65ドル付近に厚い支持帯が存在か
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は28日移動平均線を再び割った。金曜日の石破総裁選出は市場にとってはサプライズとなった。そのため、高値陰線を形成して、3円以上下落している。ローソク足パターンに注目してみると、「陽線+十字線+大陰線」という戻り高値を示唆する「宵の明星」シグナルが出現している。
このパターンの場合、再び安値更新する可能性が高い。具体的には140円割れの可能性があると考える。RSIも40となっており、下落基調を示唆する水準で推移している。
今日の経済指標とイベント(9月30日)
- 15:00(日本時間)、英GDP
- 21:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 翌2:55(日本時間)、パウエルFRB議長講演