原油市場は2日連続で下落し、67ドル前半まで値を下げた。ガザ地区での停戦協議は再開されたものの、交渉の難航が予想されている。下降トレンドラインを割り込み、直近安値を下回ったことで、次の下値目標は65ドル付近となっている。
その他の市場では、ゴールドが2772ドルと史上最高値を更新。ビットコインはトランプ氏勝利への期待から上昇。
米国では求人数が2021年以来の低水準を記録し、レイオフが増加するなど労働市場に変調の兆しが見られるものの、消費者信頼感指数は大幅に上昇し、景気のソフトランディング期待が高まっている。
原油は窓を開けて下落、65ドルが支持線となるか
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.09%
- AUDUSD -0.44%
- GBPJPY +.0.39%
NY市場マーケットハイライト
- 米求人数が減少、2021年以来の低水準を記録
- 米消費者信頼感指数は大幅上昇、米景気はソフトランディングとの見方優勢
- 米全体でレイオフ増加、労働市場は原則
- ナスダックは全戻しの可能性、7月初旬以来の価格帯で推移
- ドル円は小幅ながらも2日続伸、米景気楽観でドル買い
- ビットコインが大幅上昇、トランプ氏勝利への期待感
- ユーロドルは1.08ドルで反発、転換線が抵抗線として機能
- ゴールドは再び史上最高値を更新し2772ドル、節目の2770ドルをブレイク
- 豪ドル米ドルは下落基調が継続、一目均衡表の雲を下抜け
- 原油は下落基調、ガザ停戦協議が再開も難航が予想
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は67ドル前半まで下落し、2日続落している。意識されている下降トレンドラインで一度反発していたが、再び割り込んでいることが分かる。直近安値を割り込み、次の下値目標は65ドル付近と予想する。
RSIを分析すると、50で反落しており、下落基調が引き続き強いことが示唆されている。雲を下抜けしており、65ドルを割り込むかが今後の焦点となりそうだ。
今日の経済指標とイベント(10月30日)
- 9:30(日本時間)、豪消費者物価指数
- 17:55(日本時間)、ドイツ雇用統計
- 18:00(日本時間)、ドイツGDP
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏GDP
- 21:15(日本時間)、米ADP雇用統計
- 21:30(日本時間)、コア個人消費支出価格
- 21:30(日本時間)、国内総生産
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量