ドル円相場は円高方向に推移し、155円台から152円台に急落。日銀の利上げ検討報道が主因。米企業決算は予想下回り、米株価指数も下落。日銀政策決定会合とFOMC同時開催で大きな市場動向予想。地政学リスク高まりでリスク回避の動き。豪ドル/米ドルはフィボナッチ61.8%付近、原油相場は需要減少懸念で3日続落。重要経済指標に日銀政策金利発表、植田日銀総裁記者会見、FOMC声明など。市場への大きな影響が予測される。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.24%
- GBPJPY -1.06%
- USDJPY -0.84%
NY市場マーケットハイライト
- 米企業の決算は軒並み予想を下回る、米株価指数は下落
- ドル円は155円台で売りが強くなり上ヒゲを形成して、152円台に下落
- 「日銀が利上げを検討」と報道で152円台に急落
- FOMCが深夜に開催、利下げ観測の高まりを期待してゴールドは上昇
- イスラエルがレバノンを攻撃、地政学リスクが高まりリスク回避の動き
- 豪ドル/米ドルはフィボナッチ61.8%付近で推移、0.6530ドルが焦点
- 原油相場は3日続落、需要減少の懸念が相場を押し下げる
- クロス円は軒並み下落、本日の日銀会合次第
- USDCADは上昇トレンドが継続、節目の高値を更新
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は155円まで上昇した後、転換線で反落し、152円台まで急落した。RSIも36となっており、直近安値である153円台を下回っていることを考えると、下落圧力が強まっていることが分かる。
背景としては、日銀が利上げを検討という報道が挙げられる。本日は日銀政策決定会合で実際の利上げの判断が下される。相当大きなボラティリティになる可能性があるため、注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(7月31日)
- 10:30(日本時間)、豪消費者物価指数
- 12:00(日本時間)、日銀政策金利発表
- 13:00(日本時間)、日銀展望リポート
- 15:30(日本時間)、植田日銀総裁記者会見
- 18:00(日本時間)、EU消費者物価指数
- 21:15(日本時間)、米ADP雇用統計
- 翌3:00(日本時間)、FOMC声明&政策金利発表
- 翌3:30(日本時間)、パウエルFRB議長記者会見