NY市場では米株価指数が下落する中、メタやアルファベットなどのテクノロジー株は上昇した。米GDPは2.8%増、個人消費は3.7%増と予想を上回った。為替市場ではドル円が3日連続で上昇し、クロス円全般が強含み。特にポンド円は200円台に迫る展開となっている。ユーロは、ECB理事の慎重な利下げ姿勢を示す発言を受けて買われた。
商品市場では金が2,790ドル付近まで上昇し、史上最高値を更新。債券市場では米10年債利回りが4.3%まで上昇したものの、ドル買いには結びつかなかった。
今後は日銀の金融政策決定会合や、米個人消費支出価格指数など重要な経済指標の発表が控えている。
ポンド円は200円台を目指す、クロス円は上昇基調
ポンド円の日足チャートを分析する。ドル円の上昇に伴って、ポンド円は窓を開けて上昇し、一時199円半ばまで上昇。200円台が目前に迫っている。フィボナッチエクスパンションの100%を上回っており、強い上昇基調であることが分かる。
200円台が目前に迫り、10月最終営業日であるため、調整売りが出る可能性がある。フィボナッチエクスパンション100%に該当する197.20円程度まで下落するかもしれない。
フィボナッチファン50%のラインは意識されやすく、過去の相場でも意識されている。200円に到達した場合、一服感がでて調整売りが出る可能性がある。RSIは59となっており、安定的な上昇基調を示唆している。