年末の市場では、参加者が少ない中で全般的な下落傾向が見られた。米株式市場は利益確定売りとリスクオフで大幅下落し、日経平均株価も4万円の大台を超えられず700円程度の下落となった。
為替市場ではドル円が157円を割り込み、年末のリバランスで円高傾向となった。ビットコインは下落が顕著で、10万ドルから反落して9万3000ドルを割り込んだ。テクニカル分析では、下落トレンドへの転換が確認され、フィボナッチの23.6%である9万5300ドル、38.2%の8万7000ドルが注目される。
年末年始は方向性が読みにくい状況が続くと予想される。
年末で市場参加者少ない、ビットコインは下落継続
前日価格変動TOP3
- EURJPY -0.81%
- USDJPY -0.59%
- GBPJPY -0.59%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式市場は大きく下落、利益確定売りとリスクオフの動きか
- ドル円は157円を割り込んで推移、年末のリバランスでやや円高
- ドル円とクロス円が下落、円が他の通貨に対して買い戻される
- ゴールドは転換線が抵抗となり2600ドル付近に下落
- ユーロドルは1.04ドルを割り込んで推移
- 原油は71.8ドルに大きく上昇、直近高値71.4ドルを上回る
- 日経平均株価は4万円を上回れず、700円程度安
- ビットコインは下落が続く、9万3000ドルを割り込む
- ファンダメンタル要因がほぼなし、年末年始で方向が読みにくい
ビットコインテクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。ビットコインは下落が鮮明になっている。直近安値を割り込み、最安値を更新。10万ドルから反落していた相場は、昨日をもって下落トレンドに転換したとみなせる。フィボナッチを意識しているようで、23.6%に該当するのは9万5300ドル、38.2%に該当するのは8万7000ドルとなる。

一目均衡表の遅行線がローソク足を下回ったことも、下落基調がこれから本格化する兆候かもしれない。トランプ2.0がまもなく始動するため、ビットコインも、来年は引き続き注目が集まるだろう。
今日の経済指標とイベント(12月31日)
- 年末(主要市場短縮取引)