年末の市場では、参加者が少ない中で全般的な下落傾向が見られた。米株式市場は利益確定売りとリスクオフで大幅下落し、日経平均株価も4万円の大台を超えられず700円程度の下落となった。
為替市場ではドル円が157円を割り込み、年末のリバランスで円高傾向となった。ビットコインは下落が顕著で、10万ドルから反落して9万3000ドルを割り込んだ。テクニカル分析では、下落トレンドへの転換が確認され、フィボナッチの23.6%である9万5300ドル、38.2%の8万7000ドルが注目される。
年末年始は方向性が読みにくい状況が続くと予想される。
年末で市場参加者少ない、ビットコインは下落継続
ビットコインの日足チャートを分析する。ビットコインは下落が鮮明になっている。直近安値を割り込み、最安値を更新。10万ドルから反落していた相場は、昨日をもって下落トレンドに転換したとみなせる。フィボナッチを意識しているようで、23.6%に該当するのは9万5300ドル、38.2%に該当するのは8万7000ドルとなる。
一目均衡表の遅行線がローソク足を下回ったことも、下落基調がこれから本格化する兆候かもしれない。トランプ2.0がまもなく始動するため、ビットコインも、来年は引き続き注目が集まるだろう。