米株式市場は企業業績が好調で上昇。米雇用統計が1.2万人増と低水準にとどまり、来週のFRBによる利下げ観測が高まっている。
ドル円は一時151円台まで下落したが、153円近くまで回復。米大統領選を控え、市場は緊張感が高まっている。トランプ氏優勢でドル高が進む一方、ハリス氏勝利なら円高に振れる可能性がある。
ゴールドは2日連続で下落。大統領選を前にポジション調整が進み、フィボナッチ161.8%を割り込んだ。原油は70ドルを割り込むも65ドルは下支えとなっている。ユーロドルは24日移動平均線で反落。ポンドは英中銀の利下げ予想を背景に軟調な展開となっている。
ゴールドは2日下落、ポジション調整の動きが強まる
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは最高値を更新してきたが、最近は最高値を更新すると包み足が出現している。陰線がやや大きく、高値更新での利益確定の動きが強いとみなせる。+1σ線~+2σ線の間でバンドウォークを形成していたが、161.8%のフィボナッチラインを割っている。
米大統領選の不透明感を背景に上昇してきたが、大統領選が近づきポジション調整の動きが強まっているようだ。大きなポジションは大統領選までは機関投資家も保有しにくいだろう。ポジション調整の動きが続くと予想したい。