原油価格は高値切り下がりのトレンドの中でトライアングルを形成している。現在70ドル付近で推移しており、65-67ドル帯が強い支持線となっている。米国株式市場ではナスダックが上昇した一方、S&P500は小幅な上昇にとどまった。
為替市場では、韓国での非常戒厳宣言を受けてリスク回避の円買いが進み、ドル円は148.65円まで下落したが、その後持ち直した。ユーロドルは1.05ドルを支持線として反発、ポンドドルは方向感に乏しい展開となっている。
日経平均株価は39,200円付近でレンジ相場を形成しており、年末の「師走相場」で4万円台を目指す可能性がある。本日は米ADP雇用統計やISM非製造業指数、パウエルFRB議長の発言など重要イベントが予定されている。
原油価格は上昇、トライアングルを形成中
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.67%
- XAUUSD +0.33%
- CADJPY -0.30%
NY市場マーケットハイライト
- 原油市場は上昇、高値切り下がりのトライアングルを形成中
- 原油は70ドル付近で推移、供給拡大が見送りに
- 米株価指数はナスダックは上昇、S&P500は小幅な上昇にとどまる
- 韓国で「非常戒厳」が宣言され金融市場は動揺、リスク回避の円買い
- 戒厳令は解除へ、ドル円は148.65円まで下落も持ち直す
- ユーロドルは反発、1.05ドルが支持線として機能
- ポンドドルは方向感がない、反発もフィボナッチを意識か
- クロス円は雲を下抜け、カナダ円は雲下限価格で反落
- 日経平均株価が39,200円付近、レンジ相場を形成
- 日経平均株価は「師走の相場」で再び4万円を目指すか
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は高値切り下がりの相場が続いており、現在はトライアングルの上限トレンドラインにぶつかっている。反落するかがポイント。原油価格は65ドル~67ドルが非常に堅く、鉄壁の支持帯となっている。
RSIも再び48となっており、50を上回る可能性がある。イスラエルとレバノンは停戦合意したものの、攻撃しあっているという報道もあり、トライアングルをブレイクアウトするかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月4日)
- 9:30(日本時間)、豪国内総生産
- 9:30(日本時間)、Nikkeiサービス業PMI
- 18:00(日本時間)、英中銀ベイリー総裁講演
- 22:15(日本時間)、米ADP非農業部門雇用者数
- 23:45(日本時間)、米サービス業購買部協会景気指数
- 深夜0時(日本時間)、米ISM非製造業指数
- 翌0:30(日本時間)、米原油在庫量
- 翌3:45(日本時間)、米FRBパウエル議長発言