米株価指数は経済指標の弱さを受けて上昇し、利下げ期待が高まっている。日銀の追加利上げ先送りの報道を受け、ドル円は一時151円台まで上昇した後、150.50円付近で推移している。
フランスでは内閣不信任案が可決され政権が崩壊したが、ユーロドルへの影響は限定的であった。週末の米雇用統計がFOMCの判断に影響を与える可能性がある。
ドル円の日足分析では、上昇は見られるものの、転換線と200日移動平均線が上値の重しとなっており、RSIも47と上昇基調への転換を示唆していない。市場は米FRBの利下げと日銀の利上げ観測に注目している。
ドル円は上昇、日銀は追加利上げを見送り?
前日価格変動TOP3
- GBPJPY +0.84%
- USDJPY +0.68%
- EURJPY +0.68%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は軒並み上昇、経済指標が弱く利下げ期待が高まる
- 一部米金融当局者は「利下げの一時停止が近い」とコメント
- 日銀の追加利上げ先送りと一部報道、ドル円は巻き戻しの動き
- ドル円は一時151円台になるも、反落して150.50円で推移
- フランス内閣は不信任決議案が可決され政権崩壊
- ユーロドルは大きく反応せず、すでに織り込み済みか
- 今週末の米雇用統計に注目、FOMCの決定を左右する可能性
- ポンドドルは転換線が支持線として機能、現在はレンジ相場
- ゴールドは小幅な値動き、特に大きな動きなく2650ドル付近で推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は日銀の追加利上げが見送りという報道を受けて、巻き戻しの動きが強まった。一時148円台まで下落していたが、昨日は151円台まで上昇。雲の上限で反発したことになる。ただし、上値には転換線と200日移動平均線が控えており、重たい印象がある。
RSIは47であり、上昇基調に戻ったわけではない。米FRBの利下げ期待と日銀の利上げ観測期待に注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月5日)
- 10:30(日本時間)、日銀中村理事発言
- 22:30(日本時間)、米失業保険申請件数