関税問題で市場が動揺する中、ゴールドは2日続けて上昇し、転換線を上抜けて10日移動平均線を上回った。米国はカナダ・メキシコ・中国への関税発動を決定し、米株価指数は大統領選後の上昇分を打ち消す下落となった。
ドル円は一時148.09円まで下落後に反発、ユーロドルとポンドドルは上昇した。ゴールドは基準線で反発し、フィボナッチリトレースメントの23.6%を上回って上昇。RSIが50で反発していることから高値更新の可能性が高く、2950ドルを目安に上昇すると予想される。日米株式市場は連日急落している。
前日価格変動TOP3
- EURJPY +1.43%
- EURUSD +1.26%
- GBPJPY +0.9%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は下落、カナダ・メキシコ・中国に関税発動
- 米株価指数は大統領選後の上昇を打ち消す、関税が景気の重しに
- 米商務長官は関税軽減の道筋を5日に発表する可能性とコメント
- ドル円は一時148.09円まで下落も反発して149.80円付近で終値
- ゴールドは2日続伸、再び転換線を上抜けて10日MAを上回る
- ユーロドルは大陽線を形成、ウクライナ停戦期待で上昇
- ドイツが特別インフラ基金設立を発表
- ポンドドルも上昇、転換線を支持線に高値更新
- 日経平均株価は下ヒゲが出現しながらも4日続落
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは基準線で反発し、フィボナッチリトレースメントの23.6%を再び上回って上昇。10日MAに接近している。調整の動きだったが、浅い押し目を形成し、すぐに高値更新へと動き出している。関税をめぐって、様々な情報が飛び交い、市場は混乱気味。日米株式市場は連日急落している。

ゴールドはRSIが50で反発していることからも、再び高値更新する可能性が高いと予想できる。2950ドルを目安に上昇しそうだ。
今日の経済指標とイベント(3月5日)
- 9:30(日本時間)、豪GDP
- 9:30(日本時間)、NIKKEIサービス業PMI
- 18:00(日本時間)、米マーケット総合PMI
- 22:15(日本時間)、米ADP雇用統計
- 深夜0時(日本時間)、米ISM非製造業指数