原油相場が5営業日連続で大幅上昇し、3ヶ月ぶりの水準まで回復した。71.55ドルの重要な抵抗線を5度目の試みで突破し、75ドル近辺まで上昇。長期のレンジ相場から抜け出し、強いトレンドが形成される可能性が出てきた。
その他の市場では、バイデン大統領がUSスチールの買収を阻止する決定を下し、同社株価は8%下落。為替市場ではドル円が方向感なく推移。日経平均株価は38,600円付近で取引され、4万円台到達が注目される。
本日は日本市場の大発会となり、各国のPMIや物価指数の発表が予定されている。
原油は連続大幅高、5営業日続伸で3ヶ月ぶり水準
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.22%
- XAUUSD -0.64%
- EURUSD +0.49%
NY市場マーケットハイライト
- バイデン大統領はUSスチールの買収阻止を決定、USスチール株価8%安
- ドル円は狭いレンジ内で推移しており方向感なし、転換線が支持線
- 本日は日本市場の大発会、海外市場の弱気相場を引き継ぐか
- ユーロドルは若干反発、-2σ線で反発し週を終える
- 豪ドル米ドルは0.62ドル付近が強い支持帯として機能、転換線が抵抗線
- 米ドルカナダドルは上昇相場が9月以来継続、さらに上値を狙うか
- 米ドルが強い、ドルインデックスは最高値更新
- 日経平均株価は38600円付近、4万円台を突破できるかが焦点
- 米株は反発、押し目買いが入る
- 原油は5営業日連続大幅高、71ドルを突破し75ドルに接近中
- 原油は一目均衡表の雲を上抜け、ボリンジャーバンドの+2σ線を上回る
原油テクニカル分析
原油相場の日足チャートを分析する。原油は71.55ドルが長期にわたって抵抗線となっていたが、5回目のトライで上抜けした。長らくレンジ相場が続いていたため、トレンド発生のエネルギーが貯まっていたようだ。71ドルを上抜けた後、75ドルに迫る勢いで上昇している。
月足のピボットポイントを確認すると、R2に該当する抵抗線は75.64ドルとなる。リスクオンムードが強まれば、さらに上昇の余地がありそうだ。
今日の経済指標とイベント(1月6日)
- 日本市場大発会
- 9:30(日本時間)、Nikkeiサービス業PMI
- 18:00(日本時間)、EUマーケット総合PMI
- 22:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 23:45(日本時間)、米サービス業購買部協会景気指数