米大統領選の開票を控え、市場は様子見姿勢が強まっている。主要通貨ペアではAUDUSD、GBPUSD、EURUSDがそれぞれ上昇。米株価指数は上昇したものの、選挙結果の判明には数日かかる見通しだ。
ドルインデックスは10日移動平均線を割り込み急落。ドル円も151円台に下落し、200日移動平均線にタッチすれば150円割れの可能性も。トランプ氏とハリス氏の支持率は拮抗しており、圧勝は難しい情勢となっている。
為替市場ではユーロドルがフィボナッチ50%付近、ポンドドルは1.300ドル超で推移。豪ドル米ドルは200日移動平均線を上回るも、上値は重い。原油相場は2日連続で上昇している。
市場は大統領選結果を警戒、様子見姿勢が強い
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはドルインデックスの急落で相対的にユーロが買われ上昇。直近の上昇トレンドにフィボナッチリトレースメントを描画すると、50%に該当する1.0940ドル付近の高値をつけて1.0925ドル付近で推移している。
RSIは49となっており、200日移動平均線を支持線に上昇している。RSIやフィボナッチで判断すると戻り高値となりやすい価格帯。一方、200日移動平均線がすぐ下に推移しているので大きく下落もしにくい。大統領選の情勢次第で変わりそうだ。