原油価格は大幅に下落し、2024年9月以来の安値を更新、66.3ドル付近で推移している。重要支持線の66.9ドルを割り込み、RSIは30まで低下。米国の政策によるエネルギー需要減少懸念が背景にある。
一方、暗号資産や主要通貨ペアは上昇傾向を示し、BTCUSD、EURUSD、AUDUSDがそれぞれ3.53%、1.57%、1.09%上昇した。
米国市場ではトランプ政権がカナダ・メキシコへの自動車関税を延期し、株価指数は上昇に転じたが、ウォール街は関税による米景気悪化リスクを警告している。今日はECB政策金利発表と米失業保険申請件数の発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +3.53%
- EURUSD +1.57%
- AUDUSD +1.09%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ政権はカナダ・メキシコの自動車への関税を延期
- 米株価指数は上昇に転じる、VIXは一時22まで上昇
- ウォール街は米景気悪化のリスクが上昇と警告、関税が影響
- ユーロドルは急騰、過去3日で1.048ドルから1.08ドルに上昇
- ドイツは防衛支出増大へ、ドイツの長期金利上昇につながる
- ドル円は転換線が抵抗線となり、148.80円に下落
- ゴールドは安全資産の需要増加に伴い2920ドルに上昇
- ポンドドルも3日続伸、1.298ドルが主要な抵抗線
- 豪ドル米ドルは反転の兆しか、安値を更新せず再び上昇傾向
- 原油は大きく下落、重要な支持線である66.9ドルを割る
- 2024年9月の安値を更新、66.3ドル付近で推移
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は転換線に沿う形式で下落傾向になっていたが、昨日は2024年9月の安値を割り込み、6か月ぶりの安値を更新。RSIは30に下落している。レンジ相場を終値で下抜けしている。

レンジ下限ラインである66.9ドルが上値抵抗線であることを確認できれば、さらに下値を探る動きが強くなると予想される。
今日の経済指標とイベント(3月6日)
- 22:15(日本時間)、ECB政策金利発表
- 22:30(日本時間)、米失業保険申請件数