トランプ氏の共和党予備選での圧勝を受け、金融市場で大きな動きが見られた。
株式市場では、減税政策への期待からダウ平均が1400ドル以上急騰し、日経平均やナスダックも上昇。為替市場ではドル高が進行し、ドル円は154.65円付近まで上昇。ユーロドルは下落傾向となった。仮想通貨市場も暗号資産関連政策への期待から上昇。
一方、金価格は下落した。ドル円相場は200日移動平均線を支持線として155円突破を目指す展開となっており、トランプ氏の大統領就任(1月20日)までは期待相場が継続すると予想されている。
トランプ大統領圧勝、ドル高・株高でドル円は上昇
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -3.03%
- USDJPY +1.95%
- EURUSD -1.82%
NY市場マーケットハイライト
- トランプトレードによって株高・ドル高が急速に進む
- 仮想通貨も高騰、トランプ氏の暗号資産関連政策に期待感
- ゴールドは下落、早々のトランプ氏当選によりイベント通過で下落
- 株価指数は高騰、ダウ平均株価は1400ドル以上の急騰
- 日経平均やナスダックも含めて高騰、トランプ氏の減税政策に期待
- 米10年債利回りが上昇し銀行株系も上昇、お祭り相場か
- トランプ氏の大統領就任は1月20日、それまでは好調な期待相場か
- ドル円は154.65円付近で推移、ドル高円安相場が進行中
- ドル円は200日移動平均線を支持線に上昇、155円突破にトライ
- ユーロドルは急落、1.065ドルに向けて下落すると予想される
- ポンドドルも急落するが下値に200日移動平均線が控える
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は、トランプ大統領の圧勝により、早々と当選確実が判明したため、ドル高に伴って急騰。151円台から154.50円台まで急騰した。しかし、過去の大統領選挙の相場と比較すると、そこまでボラティリティは大きくならなかった。
200日移動平均線が意識されていることがはっきりしており、上昇継続とみなせるだろう。上値目安は、長期的には160円が意識される。直近では155.30円付近が意識されるのではないかと想定する。以前の2016年はトランプ相場で翌年1月まで円安相場が継続した。今回も円安相場の形成に注目したい。
今日の経済指標とイベント(11月07日)
- 21:30(日本時間)、米雇用統計
- 23:00(日本時間)、米ISM製造業購買担当者景気指数