米ISM非製造業総合景況指数が良好な結果を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退したことで、ドル円相場は一時158.40円まで上昇した。米国の利下げは夏以降になる見通しとなっている。
株式市場では米国株が反落し、ナスダックは包み足を形成して下落。商品市場では原油が74.55ドルまで上昇し、ゴールドも中国中央銀行の買い増しを受けて小幅な上昇となった。
ドル円は上昇トレンドを維持しており、159.20円を目指す動きが予想される。フィボナッチエクスパンションでは165.60円までの上昇シナリオも視野に入れる必要がある。
ドル円は上昇、米FRBの次回利下げは夏以降か
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.37%
- XAUUSD +0.52%
- GBPUSD -0.32%
NY市場マーケットハイライト
- 米株は反落、ナスダックは包み足を形成し下落
- 米ISM非製造業総合景況指数が良好な結果、米利下げ観測が低下
- インフレ圧力があり、米FRBによる利下げは夏以降の見通し
- 米利下げ観測後退により、ドル円は一時158.40円まで上昇
- ユーロドルは下降チャネルの上限ラインに反応し、下落
- ポンドドルも下降トレンドラインにぶつかり上ヒゲを形成
- ゴールドは小幅ながら上昇、中国中銀が金を買い増し
- 原油は再び大きく上昇、実体の高値を更新し74.55ドルで推移
- 日経平均株価は4万円台の抵抗が厚い、下値は徐々に切り上がり
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は10日移動平均線を支持線としながら、直近高値を更新。上昇トレンドを維持している。一度パラボリックが転換したが、再度上昇を示唆している。現在は157.98円付近で推移しており、159.20円付近を目指して上昇すると予想する。
米利下げ観測が後退したことで、日本円に対し米ドルが買われやすくなっている。フィボナッチエクスパンションの100%に該当する165.60円まで上昇するシナリオも考慮するべきかもしれない。
今日の経済指標とイベント(1月8日)
- 22:15(日本時間)、米ADP雇用統計
- 翌4:00(日本時間)、米FOMC議事要旨