ゴールドは大統領選というビッグイベント後に調整相場入りした。
上昇チャネルを下抜けし、2660ドル台まで一時下落。日足チャートではRSIが51となり、通常は押し目買いポイントだが、月足・週足のRSIは70超えのため、さらなる下落への警戒が必要。調整の目処は2600ドル付近と2540ドル。
市場では米株価指数が堅調な一方、ドル円は反落傾向。FOMCの利下げが2会合連続で実施された中、ユーロドルは1.08ドル付近で推移している。
ゴールドはビッグイベント通過で調整相場入り、深い調整に警戒
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.74%
- AUDUSD +1.65%
- USDJPY -1.1%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は引き続き堅調、トランプ政策に期待
- 米FRBは2会合連続の利下げ実施、ナスダックとS&P500は3日続伸
- トリプルレッドに市場は期待か、トリプルレッドなら財政支出懸念
- ゴールドは上昇、2700ドルを割り込み一時2660ドル台も反発
- ゴールドは上昇チャネルをブレイク、2600ドル付近まで下落する可能性
- ドル円は反落気味、FOMCの利下げが2会合連続で実施
- ユーロドルは1.08ドル付近で推移、過去安値の1.0760ドルが焦点
- ポンドドルはドル安に連動して上昇、英中銀は0.25%の利下げを決定
- 豪ドル米ドルは下ヒゲを形成、その後上昇し「陽の包み足」を形成
- 原油はやや反落、72日移動平均線が抵抗線として意識され72ドル台で推移
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。大統領選というビッグイベントが終わり、早々に当選確実になったことでゴールドは調整相場入りした。上昇チャネルを下抜けし、フィボナッチリトレースメントの23.6%を一時下回った。利下げ決定をうけて上昇チャネル下限ラインまで反発している。
RSIは51となっており、通常であれば押し目買いポイントとなるが、月足や週足を見ると、RSIはまだ70を上回っている。日足RSIは50を下回り30付近まで下落するシナリオを想定し、ゴールドの調整が深くなることに警戒したい。
今日の経済指標とイベント(11月08日)
- 22:30(日本時間)、カナダ雇用統計
- 深夜0時(日本時間)、米ミシガン大学消費者信頼感指数
- 翌1:00(日本時間)、FOMCボウマン氏講演