米中貿易戦争激化の懸念により資源価格が急落し、豪ドルは0.600ドルの節目を割り込み0.598ドルまで下落した。トランプ政権の関税90日延期報道で日経先物が急騰したものの、ホワイトハウスはこれを否定。9日に上乗せ関税が適用される見通し。
石破首相とトランプ大統領の電話会談では日本の優先的対応が示唆されたが、関税撤廃には至らず。ドル円は148円台に急騰し、日経平均は3万2600円付近で推移。
豪ドル米ドルのテクニカル分析では、RSIが30を下回り一時的な反発が予想されるが、短期移動平均線が抵抗線となり0.61ドル付近が抵抗帯になると見られる。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.57%
- USDJPY +1.52%
- GBPUSD -0.98%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ政権が関税を90日延期と報道で日経先物急騰
- ホワイトハウスは報道を否定、荒れの米株式相場が継続
- 石破首相とトランプ大統領が電話会談、日本は優先的に対応とコメント
- 交渉は続くも上乗せ関税の撤廃とはならず、9日に上乗せ関税適用
- 噂で買って事実で売るという相場の格言が当てはまるか
- ドル円は148円台に急騰、2国間協議を楽観視か
- 日経平均株価は窓を埋める動きに転じる、3万2600円付近で推移
- ゴールドは下落の調整相場が続く、38.2%の2950ドルを目指す
- オセアニア通貨ペアは急落、銅価格の急落に連動安
- 原油は一時60ドルを割り込むも終値は61ドル台
豪ドル米ドルテクニカル分析
豪ドル米ドルの日足チャートを分析する。大きく急落しており、レンジ下限を大きく下回った。米中の貿易戦争が激化するという懸念で中国経済減速の懸念が強まり、銅などの資源価格の下落を招いた。豪ドルが激しく売られる結果となり、0.600ドルの節目価格を割り込んで、0.598ドルに下落している。

RSIは30を割り込む水準となっており、一度は反発すると考えられるが、自律反発にとどまりそうだ。3本の移動平均線が重なっており、短期移動平均線が抵抗線となるか。0.61ドル付近が抵抗帯となりそうである。
今日の経済指標とイベント(4月8日)
- 8:50(日本時間)、日本経常収支