ポンドドルが急落し、約9ヵ月ぶりの安値水準である1.235ドル付近まで下落した。背景には英10年債利回りの急騰があり、2022年の「トラス危機」に類似した状況となっている。
米ドルは全般的に強く、ドルインデックスは2022年9月以来の高値を記録。ドル円は3日連続で上昇し158.55円まで上昇した。米国株式市場は雇用統計発表を控えて様子見姿勢となり、小幅な値動きにとどまった。
ポンドドルは下降トレンドが継続しており、1.23ドルまでの下落が予想される。
ポンドドルが急落、約9ヵ月ぶりの安値水準
前日価格変動TOP3
- GBPUSD -0.95%
- XAUUSD +0.58%
- USDJPY +0.20%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式相場は小幅な動きにとどまる、米雇用統計を控えて様子見
- トランプはグリーンランドの購入やカナダの属州化に言及
- ドルインデックスは2022年9月以来の高値水準、ドル高が進行
- ドル円は3日続伸し158.55円まで上昇、10MAを上回る
- ユーロドルは2日続落、米経済が堅調でユーロ安ドル高の構図
- ポンドドルが急落し1.235ドル付近、RSIは35付近
- ポンドドルの下落背景は債券市場、英10年債利回りの急騰が背景
- ゴールドは上昇、雲上限がローソク足を抑える
- 原油はややボラティリティ上昇、高値更新も陰線で引ける
ポンドドルテクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは転換線を下抜けしており、最安値を更新。2022年以来の安値水準で推移している。背景には英10年債利回りの上昇があり、「トラス危機」の状況と類似している。

下降トレンドラインに沿って下落トレンドが継続しており、ラウンドナンバーである1.23ドルを目指して下落を続ける可能性が高い。
今日の経済指標とイベント(1月9日)
- 米株式相場休場
- 22:30(日本時間)、米失業保険申請件数