米雇用統計で失業率が4.2%に上昇したことを受け、豪ドル米ドルが下落トレンドを強めた。トライアングルパターンを下抜けし、支持線だった0.6430ドルを割り込んだ。次の目標値は0.6275ドル付近となっている。
他の主要通貨ペアでは、ドル円が150円付近で保ち合い、ユーロドルは1.05ドルを支持線にレンジ形成。市場では米国の利下げ観測が80%まで高まっており、次回FOMCは12月17-18日に予定されている。
株式市場ではナスダックが上昇した一方、S&P500は小幅下落。ゴールドは一時2600ドル台前半まで上昇したものの、その後持ち直した。
豪ドル米ドルはブレイクアウト、米雇用統計で失業率上昇
豪ドル米ドルの日足チャートを分析する。フィボナッチエクスパンションの61.8%が強く意識されており、支持線として機能していた。保ち合い相場が継続していたが、高値切り下がりとなるトライアングルを徐々に形成し、米雇用統計をきっかけに、レンジ相場の下限をブレイクアウトした。
支持線だった0.6430ドルを割り込み、下値の目標値である0.6275ドルが100%に該当する。RSIは37であり、まだ下落余地が残っている。