MT4とMT5の違い10選！どっちがおすすめ？【利用上の注意点】

‍

FX市場（外国為替市場）での取引において、最適な取引プラットフォームの選択は、成功への重要な鍵となります。特にMT4（MetaTrader 4）とMT5（MetaTrader 5）は、その機能性と使いやすさで多くのトレーダーに選ばれています。

しかし、両者の違いを正しく理解し、自分の取引スタイルやニーズに合った方を選ぶことは難しいかもしれません。そこで、この記事ではMT4とMT5の主要な違いを明確にし、それぞれのプラットフォームがどのようなトレーダーに最適か、そして利用する際の注意点を解説します。

この記事を通じて、MT4とMT5の違いが明確になり、自分に合ったプラットフォームの選択ができるようになります。最適なプラットフォームを見つけ、トレードの利益を最大化させましょう。  

‍

MT4とMT5の違い

それでは、MT4とMT5の違いを解説していきます。ユーザーにとって重要な項目を10個選び、MT4とMT5を比較しました。以下が比較表です。  

‍

‍

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

‍

動作速度

MT4とMT5は高速で動作するように設計されていますが、MT5の方がより高速な処理能力を持っています。MT4では、起動しているチャートの数が多い場合や短い時間足を開いている場合、起動に時間がかかることがあります。

また、MT4のバックテスト機能も時間がかかるのに対し、MT5のバックテストは非常に高速で、数年分のデータでも5分以内に終了します。

MT5の高速な動作速度は、主にサーバーの強化と継続的なアップデートによるものです。

MT5は、より多くのユーザーが同時に利用しても安定して動作するように設計されており、大量のデータを処理する際にもMT4と比較して高速に動作します。

さらに、MT5はマルチスレッド処理に対応しているため、複数のタスクを同時に実行できます。これにより、一つのタスクが終了するのを待つことなく、別のタスクを実行できるため、全体的なパフォーマンスが向上します。

時間足

MT4とMT5では、利用できる時間足の種類に違いがあります。

MT4では1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足の9種類の時間足が利用できるのに対し、MT5ではより細かい時間軸、3分足、2時間足、8時間足、12時間足など21種類の時間足を選択できます。

トレーダーは自分の取引スタイルに合わせて最適な時間足を選ぶことができます。

例えば、海外では3分足を利用したスキャルピング取引をするトレーダーもいます。また、8時間足は1日の1/4の動きを、12時間足は1日の1/2の動きを示す時間軸であり、スイングトレードでも活用できます。MT5では、ツールバーに表示する時間軸をカスタマイズできるので、自分に合った時間足を選んで取引できます。

‍

気配値

MT4（MetaTrader 4）における気配値表示は非常にシンプルで、通貨ペアリストとティックチャートの2項目のみが表示されます。通貨ペアリストは取引可能な通貨ペアの一覧を示し、ティックチャートは価格の変動をリアルタイムで表示するものです。

一方、MT5（MetaTrader 5）では、気配値表示がより充実しています。通貨ペアリストとティックチャートに加えて、プライスボードと取引板情報の4項目が表示されます。

プライスボードはチャートの右上に表示されるクイック注文板をまとめたもので、最新の買い気配値と売り気配値、スプレッド幅、直近の高値安値などを一目で確認できる機能を提供します。特に、プライスアクションを重視するスキャルピングに役立つ機能でしょう。

さらに、取引板情報とは、売買注文の気配値を縦に並べて表示する機能で、値動きの反転ポイントやエントリーのタイミングが分かりやすくなります。これにより、トレーダーは市場の動向をより詳細に分析し、取引のタイミングを的確に判断できます。

板情報

MT5には、板情報の表示機能があり、トレーダーは市場の売買注文の詳細を把握できます。

板情報とは、売買注文の気配値を縦に並べて表示したもので、チャートがどの程度の値動きをするか予測しやすくなります。また、値動きの反転ポイントが分かりやすくなるため、エントリーとポジション決済のタイミングを的確に判断しやすくなるでしょう。

しかし、全てのFXブローカーが板情報に対応しているわけではないため、利用するブローカーを選ぶ際には事前の確認が必要です。板情報に対応しているブローカーを選ぶことで、より詳細な市場分析が可能となり、トレードの成功率を高めることができます。MT5の板情報機能は、特に高度な分析を必要とするプロフェッショナルトレーダーや、詳細な市場情報を必要とするトレーダーにとって不可欠なツールとなります。

‍

標準インジケーター

MT4とMT5には、トレーダーが市場分析を行う上で欠かせないインジケーターが標準で搭載されています。

MT4には30種類、MT5には38種類の標準インジケーターが用意されており、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなどの基本的なインジケーターは両方のプラットフォームで利用可能です。これらの標準インジケーターは、トレンドの判断、ボラティリティの把握、モメンタムの分析など、様々な目的で活用されています。

MT4の標準インジケーターは30種類と、MT5の38種類と比べるとやや少ないですが、カスタムインジケーターの数が多いことで補っています。

MT4では、標準搭載されていないピボットポイント、GMMAなどの有名なインジケーターでも、インターネット上で簡単に見つけることができ、インストールして使用できます。

‍

カスタムインジケーター・EA

MT4とMT5では、カスタムインジケーターとEA（自動売買プログラム）の利用において大きな違いがあります。MT4は歴史が長く、多くのトレーダーやプログラマーがMT4向けのツールを開発してきたため、カスタムインジケーターとEAの数が圧倒的に多いです。一方、MT5は比較的新しいプラットフォームであるため、カスタムインジケーターとEAの数は限定されています。MQL5の公式サイトなどでは、MT5向けのインジケーターやEAも徐々に増加しつつありますが、日本国内でMT5を導入しているFX業者が少ないため、日本語で入手できるMT5のカスタムインジケーターとEAは限定的です。ただし、英語ができるトレーダーであれば、海外のサイトから、より多くのMT5向けツールを入手できます。

MT4とMT5では、プログラミング言語が異なることも大きな違いの一つです。MT4ではMQL4、MT5ではMQL5という言語が使用されており、両者には互換性がありません。このため、MT4からMT5に移行する際は、利用していたカスタムインジケーターやEAを再度プログラミングする必要があり、トレーダーがMT5を利用する際の1つの大きな壁となっています。

描画ツール

MT5には、MT4にはない新しい描画ツールが追加されています。主な違いは以下のとおりです。

まず、MT5には44種類の描画ツールがあり、MT4の31種類よりも多くの選択肢があります。具体的には、MT5にはエリオット推進波・修正波、アンドリュービッチフォーク、矢印線が追加されているほか、グラフィック機能が描画ツールとして新しく追加されました。

グラフィック機能では、ビットマップファイル（bmp形式の画像ファイル）を表示したり、ミニチャートが利用できます。

グラフィック機能が追加されたことで、細かな画像編集が可能になり、保存もしやすくなりました。トレードに関係する描画ツールに大きな違いはありませんが、今後もアップデートは続く見通しですので、期待したいです。

スマホアプリ

スマートフォンの普及に伴い、FXトレードをスマホアプリで行うユーザーが増えています。その中でも、MT5のスマホアプリは特に便利で人気があります。MT5のスマホアプリは定期的にアップデートされており、常に最新の機能を利用できます。

最近では、iOS版MT5アプリがアップデートされ、チャート上で注文の変更や指値注文、ストップ注文ができるようになりました。これにより、スマホでのトレードがより快適になりました。

また、画面の大きいスマホでトレードする人が増加しており、需要が大きくなっている折りたたみスマホにも対応できるように、アプリのアップデートが繰り返されています。MT5アプリでは2つのチャートを同時表示できるなどの機能があり、国内FX業者が提供するアプリに近づいています。

スマホでのFXトレードがより身近になり、利便性が高まっていることがうかがえます。今後もMT5のスマホアプリは、ユーザーのニーズに合わせて進化を続けていくでしょう。

開発状況

MT4とMT5は、ともにメタクォーツ社が開発したFXトレード用のプラットフォームです。しかし、現在の開発状況には大きな違いがあります。MT4のアップデートはバグ修正などに限定されており、新規の機能追加アップデートは行われていません。一方、MT5は新規機能が随時追加されており、積極的な開発が続けられています。

開発会社のメタクォーツ社はMT5への移行をすすめており、MT5やMT5アプリのアップデートを積極的に実施しています。MT5は今後も高機能で利便性の高い取引プラットフォームとして利用されるでしょう。

一時期、アップルストアでMT4／MT5がダウンロードできなくなる事態が発生しましたが、現在は解消済みなので安心して利用できます。

MT5の新機能やアップデートに注目したいですね。一方、MT4はサポートが限定的になることが予想されるため、徐々にMT5への移行を検討する必要があるかもしれません。

対応業者

国内外のFX業者におけるMT4とMT5の対応状況には、明確な違いが見られます。国内FX業者では、MT4に対応するブローカーは増加してきましたが、MT5の導入は限定的です。これは、国内FX業者のほとんどが独自のプラットフォームを提供しているためだと考えられます。独自プラットフォームは、各業者がユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできるメリットがあります。

一方、海外FX業者ではMT5の導入が2020年ごろから加速しています。大手FX業者のほとんどがMT5を導入しており、ユーザー数も増加傾向にあります。これは、MT5の高い機能性と利便性が評価されているためだと言えます。特に、裁量トレーダーにとってMT5は魅力的なプラットフォームです。MT5は、チャートの同時表示やバックテスト機能など、MT4よりも豊富な機能を備えています。

ThreeTraderでも、MT5が新しく導入されました。これにより、ThreeTraderのユーザーは、MT5の優れた機能を活用してトレードできます。MT5の口座開設は、ThreeTrader公式ページから簡単なステップで開設できます。

今後、海外FX業者だけでなく、国内FX業者でもMT5の導入が進むことが予想されます。

ユーザーは、自分のトレードスタイルに合ったプラットフォームの選択が重要です。MT5は、特に裁量トレーダーに適したプラットフォームであり、その機能性の高さから、今後さらに人気が高まることが期待されます。

‍

‍

MT4とMT5はどっちがおすすめ？

MT4とMT5は、それぞれが異なるニーズに対応しているため、人によっておすすめは異なります。では、どのような人にMT4とMT5がおすすめなのでしょうか？

この章では、各取引プラットフォームのおすすめのタイプを詳しく解説していきます。

あなたの取引スタイル、市場へのアクセスニーズ、技術的要求に基づき、どちらのプラットフォームがあなたに最適なのかを見極めるための具体的なガイドラインを提供します。自分にピッタリのプラットフォームを見つけましょう。

‍

MT4がおすすめの人

MT4は、長年にわたって多くのトレーダーに愛用されてきたFXトレードプラットフォームです。特に、自動売買EAを利用するトレーダー、カスタムインジケータを利用するトレーダー、そしてMT4に慣れ親しんだ長期トレーダーにとって、MT4は理想的な選択肢となります。

MT4は、シンプルで使いやすいインターフェースを備えており、幅広いカスタマイズオプションを提供しています。また、MT4は安定性と信頼性が高く、多くのブローカーによってサポートされています。MT4のユーザーコミュニティは非常に大きく、トレーダーは様々なリソースや情報を共有できます。

これらの理由から、MT4は特定のタイプのトレーダーにとって、最適なトレードプラットフォームであり続けています。

‍

自動売買EAを利用するトレーダー

自動売買EAを利用するトレーダーにとって、MT4は最適なプラットフォームです。MT4は、EAの開発と実装に適した環境を提供しており、多くのプログラミング言語に対応しています。MQL4という専用のプログラミング言語を使用することで、トレーダーは自分の取引戦略に基づいたEAを開発できます。

また、MT4には大規模なEAデベロッパーコミュニティがあり、トレーダーは既存のEAを購入したり、カスタマイズしたりできます。MT4のバックテスト機能を使えば、EAの performance を過去のデータに基づいて検証することも可能です。

さらに、MT4はEAの実行に必要な安定性と信頼性を備えています。

これらの理由から、自動売買EAを利用するトレーダーにとって、MT4は最高のプラットフォームの1つと言えるでしょう。

‍

カスタムインジケータを利用するトレーダー

カスタムインジケータを利用するトレーダーにとっても、MT4は優れたプラットフォームです。MT4は、多様なテクニカル指標を内蔵しているだけでなく、トレーダーが独自のカスタムインジケータを作成することを可能にしています。

MQL4プログラミング言語を使用して、トレーダーは自分のトレード戦略に特化したインジケータを開発できます。また、MQL5公式サイトを始め、MT4のカスタムインジケータ―は非常に多く、選択肢が幅広いです。多くのカスタムインジケータが共有されており、トレーダーはこれらを無料または有料で入手できます。

これらのメリットにより、カスタムインジケータを利用するトレーダーにとって、MT4は非常に魅力的なプラットフォームとなっています。

‍

MT4に慣れ親しんだ長期トレーダー

長年MT4を使用し、取引環境に慣れ親しんでいるトレーダーにとって、MT4は引き続き最適なプラットフォームです。これらのトレーダーは、MT4の操作性とインターフェースに深く習熟しており、自分のトレードスタイルをMT4上で確立しています。新しいプラットフォームへの移行は、学習コストや心理的ストレスを伴うため、多くの長期トレーダーはMT4を継続して使用しています。

また、MT4は長年にわたって安定した パフォーマンス を示しており、トレーダーからの信頼も厚いです。MT4のユーザーコミュニティは非常に大きく、トレーダーは様々なリソースや情報を入手できます。これには、トレード戦略、マーケット分析、EAやカスタムインジケータなどが含まれます。

これらの理由から、MT4に慣れ親しんだ長期トレーダーにとって、MT4は今後もトレードプラットフォームの選択肢として重要な位置を占め続けるでしょう。

‍

MT5がおすすめの人

MT5は、次世代のFXトレードプラットフォームとして設計されており、高度な分析ツールを必要とするトレーダー、裁量トレーダー、そして初心者でこだわりが少ないトレーダーにおすすめです。MT5は、MT4の強力な機能を継承しつつ、さらに多くの便利な機能を提供しています。より高度なチャート分析ツール、幅広い時間軸オプション、そして高速な取引環境などが特徴です。

また、MT5はより多くの金融商品をサポートしており、トレーダーは株式、先物、オプションなども取引できます。MT5の直感的なインターフェースとカスタマイズ可能な環境は、あらゆるレベルのトレーダーに適しています。

さらに、MT5はMT4よりも高い処理速度と安定性を備えており、アルゴリズムトレードや自動売買にも最適化されています。

‍

高度な分析ツールを必要とするトレーダー

高度な分析ツールを必要とするトレーダーにとって、MT5は理想的なプラットフォームです。MT5は、複数のチャートを同時に起動してもサクサク動く印象があります。

また、MT5は高度なテクニカル指標やグラフィカルオブジェクトを豊富に提供しており、より分析ができるでしょう。

例えば、MT5のバックテスト機能はMT4と比較すると大きく改善されており、利用するメリットは大きいです。バックテストの詳細レポートでは、時間別、通貨ペア別の成績や最大順行幅（MFE）、最大逆行幅（MAE）など、取引に非常に有用なデータが表示されます。

現在、利用しているEAをMQL5に変換できるのであれば、試す価値があります。

MT5の機能はアップデート毎に向上しており、PCでトレードする場合もスマホで取引する場合も、取引しやすい環境となっています。

‍

裁量トレーダー

MT5は、裁量トレーダーにとっても超便利なプラットフォームです。直感的で自分好みにカスタマイズできるため、自分のトレードスタイルに合わせて利用できます。

しかも、MT5のチャートはカスタマイズできて、自分の好みに合わせてレイアウトや色を変えられます。これで、相場の動きがよりはっきり分析しやすくなり、すばやく取引の決断ができるようになります。MT5は注文の実行も超高速で、遅延も発生しにくくなっていることも、裁量トレーダーにとって超重要なポイントです。

さらに、MT5はモバイルトレードにも最適化されているため、どこからでも市場にアクセスできます。こういった機能のおかげで、裁量トレーダーはMT5で超効果的にトレードができます。

‍

初心者でこだわりがないトレーダー

初心者でこだわりがないトレーダーにとっても、MT5は優れた選択肢と言えるでしょう。MT5は、シンプルで直感的なインターフェースを備えているため、トレード経験の浅いユーザーでも簡単に使いこなすことができます。

MT5のチュートリアルやユーザーガイドは、初心者トレーダーが基本的な機能や概念を理解するのに役立ちます。

さらに、MT5はMT4よりも多くの金融商品をサポートしており、ThreeTraderでも今後MT4では提供されていなかった銘柄にも対応していく予定となっています。トレーダーは自分に合った金融商品を見つけ、トレードスキルを向上させることができるはずです。

MT4を利用した経験があるトレーダーはもちろん、MetaTraderが初めてという人もぜひMT5をダウンロードして使ってみてください。

MT4とMT5利用の注意点

MT4とMT5はいずれも魅力的な取引プラットフォームですが、その利用にあたってはいくつかの重要な注意点があります。具体的には、以下の3つの点に注意が必要です。

‍

• MT4は公式アップデートが一部終了している
• MT4とMT5には互換性の問題がある
• MT5は業者を選ぶ必要がある

上記の注意点を理解することで、将来的に不要なトラブルを避けることが可能になります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

MT4は公式アップデートが一部終了している

MT4は2005年にリリースされて以来、長年にわたって多くのトレーダーに愛用されてきました。しかし、2021年にメタクオーツ社がMT4の公式アップデートを一部終了を発表しました。これは、メタクォーツ社の開発リソースがMT5に移行するためです。

ただし、既存のMT4ユーザーに対するサポートは継続されており、セキュリティ上の問題が発生した場合などには、引き続きアップデートが提供されます。しかし、新機能の追加などは期待できないため、将来的にはMT4からMT5への移行を検討する必要があるでしょう。

メタクオーツ社は、MT4の新機能開発を停止し、今後はバグ修正とセキュリティ対策に専念する方針を明らかにしました。ただし、現行のMT4バージョンを含め、将来的にMT4の利用が全面的に制限されるかどうかについては、明確な公式声明は出されていません。

‍

MT4とMT5には互換性の問題がある

MT4とMT5は、同じメタクオーツ社が開発した取引プラットフォームですが、互換性の問題があります。MT4で使用されているプログラミング言語はMQL4、MT5ではMQL5が使用されており、両者の間には互換性がありません。

つまり、MT4用に開発されたカスタムインジケーターやEAをMT5で使用できないのです。

互換性の問題は、MT4からMT5への移行を検討するトレーダーにとって大きな壁となっています。長年MT4で使用してきたカスタムインジケーターやEAをMT5で使用するためには、MQL5を用いて再プログラミングする必要があります。移行には時間と費用がかかるため、ためらってしまうトレーダーもいます。

また、MT4とMT5では、バックテストの結果に差異が生じる可能性があります。これは、両者のデータ処理方法や計算アルゴリズムの違いに起因します。MT4とMT5の互換性の問題を理解し、移行する際には十分な準備とテストが重要です。

MT5は業者を選ぶ必要がある

MT5を利用する際は、MT5に対応しているFX業者を選ぶ必要があります。現在、日本国内でMT5を提供しているFX業者は限定的です。これは、国内のトレーダーの多くがMT4を使用しており、業者側もMT4対応に注力しているためです。

MT5を利用したい場合、海外FX業者を選ぶことも一つの選択肢です。海外業者の中にはMT5に力を入れているところもあります。

ThreeTraderは2024年9月にMT5をリリースしました。ThreeTraderは入出金の処理速度が非常に早く、サポート体制も充実しています。極小スプレッドを提供しており、取引コストを抑えるには最適なブローカーです。

MT5に対応している業者でも、提供しているサービスの内容は異なる場合があります。例えば、取引可能な通貨ペアや口座タイプ、スプレッドの水準などに違いがあります。

自分の取引スタイルに合った業者を選ぶためには、各業者の特徴を詳しく調べることが大切です。

‍

ThreetraderでMT4とMT5を活用

ThreeTraderは2024年6月、待望のMT5をリリースしました。MT5は公式サイトからダウンロードできます。操作性はMT4とほとんど変わらないので、スムーズに移行できるでしょう。MT5では新機能が次々と追加されており、定期的なアップデートにより今後も機能拡張が期待できます。

MT5専用アプリも随時アップデートされており、ますます取引環境が改善しています。ThreeTraderのMT5口座は、このアプリからも簡単にアクセスできます。もちろん、MT4を使い続けたいユーザーも安心してください。引き続きMT4をご利用いただけます。

ThreeTraderのMT4とMT5を活用して、より充実したトレードライフを送りましょう！

まとめ｜MT4とMT5の違い

この記事では、FX市場で広く利用されている二大取引プラットフォーム、MT4とMT5の主要な違いを掘り下げました。また、それぞれのプラットフォームがどのようなトレーダーに適しているか、おすすめの人の特徴も詳しく解説しました。

利用上の注意点としては、MT4の公式アップデートが一部終了しており、MT4とMT5間での互換性がないこと、そしてMT5を選択する際にはサポートしている業者を慎重に選ぶ必要があることを挙げました。

まとめると、MT4とMT5はそれぞれ独自の機能と特性を持ち、トレーダーの個々のニーズに応じて最適な選択が異なります。ThreeTraderではMT4とMT5、いずれのプラットフォームも利用可能です。実際に試してみて、自分に合ったものを見つけ、トレード利益を最大化させましょう。

‍