トランプ政権のアルミ・鉄鋼関税に対する各国の反発が広がり、欧州は報復関税を検討している。
為替市場ではユーロドルが2日連続で上昇し、ドル円も152.35円付近まで上昇した。パウエルFRB議長は議会証言で利下げを急ぐ必要はないと強調。ゴールドは2940ドルの最高値を付けた後に反落し2900ドル割れ。原油は3日続伸で73.50ドル付近。米株は関税問題による不透明感から小幅な値動きに。
ユーロドルは貿易問題の影響で方向感に欠ける展開となっており、テクニカル指標でもRSIは50付近、MACDは0をわずかに下回る展開となっている。
前日価格変動TOP3
- EURUSD +0.53%
- XAUUSD -0.35%
- USDJPY +0.31%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ政権のアルミ・鉄鋼への関税に各国で反発が拡がる
- 欧州は報復関税の用意、各国同士が交渉を迫られる
- パウエルFRB議長は議会証言で利下げを急ぐ必要はないと強調
- ドル円は2日続伸で152.35円付近、154円付近まで上昇
- ユーロドルは小幅に上昇、関税エスカレートの可能性で動きにくいか
- ポンドドルも小幅に上昇、安値を徐々に切り上げる
- ゴールドは2940ドルの最高値を付けて反落、2900ドルを割り込んで終値
- 原油価格は3日続伸、73.50ドル付近で推移
- 米株価指数は小幅な値動き、関税問題で先行き不透明感が強まる
- ビットコインはレンジ張り付き、9万6000ドル台は割れず
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは小幅なレンジ内での推移が継続しており、方向感のない動きとなっている。米国とEUで貿易問題が深刻化した場合、ユーロ買いになるのか、米ドル買いになるのか、予想するのは難しい。
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RSIを見ると、上昇圧力と下落圧力が拮抗する50付近で推移している。MACDでは0をわずかに下回っており、下落基調が続いていることを示唆している。1.05ドルが節目の高値であり、上抜けするかがポイントとなる。
今日の経済指標とイベント(2月12日)
- 22:30(日本時間)、米コア消費者物価指数
- 深夜0時(日本時間)、米原油在庫量
- 翌2:00(日本時間)、FOMCボスティック委員発言