ユーロドルは4日連続で上昇し、重要な抵抗線である1.05ドルに接近している。
相場の方向性を左右する要因として、ウクライナ停戦交渉の行方と米国の関税政策がある。トランプ大統領は相互関税について4月の発動を検討していると報じられている。テクニカル面では、RSIが57まで上昇し、安定的な上昇基調を示している。1.05ドルを突破した場合は1.06ドルを目指す展開となる可能性が高い。
また、米生産者物価指数の上昇はインフレ抑制の困難さを示唆している。本日の注目イベントとしては、EU国内総生産や米コア小売売上高の発表がある。
前日価格変動TOP3
- USDJPY -1.0%
- XAUUSD +0.79%
- EURUSD +0.77%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ大統領は相互関税について発表、4月に発動の可能性と報道
- 米株価指数は上昇、関税懸念が和らぐも日本も発動対象
- ウクライナ停戦交渉がまもなく開始、停戦実現ならユーロは上値狙うか
- 米生産者物価指数は上昇、インフレ抑制の難しさを物語る
- ドルインデックスは下落、為替市場はドル安に傾く
- ドル円は戻り高値を形成して反落、ボリンジャーバンドの中央線が抵抗
- ゴールドは2928ドルの高値付近で終値を迎える、強い上昇基調
- ユーロドルはレンジ相場を形成中、4日続伸
- ユーロドルの抵抗線は1.05ドル、1.05ドルを上抜けすれば1.06ドルを目指すか
- ポンドドルはレンジ相場の上限を突破、1.25ドルを上抜け
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。安値を徐々に切り上げており、4日続伸。重要な抵抗線である1.05ドルが接近している。ウクライナ停戦交渉が実現すれば、ユーロドルは上昇の余地がありそうだ。ユーロドルはラウンドナンバーが特に意識される傾向があり、1.05ドルを上抜けすれば1.06ドルを目指すと考えられる。
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RSIは安値切り上がりの上昇基調となっており、57まで上昇。安定的な上昇となっている。1.05ドルを上抜けするか、ウクライナ停戦交渉の行方を慎重に見守りたい。
今日の経済指標とイベント(2月14日)
- 19:00(日本時間)、EU国内総生産
- 22:30(日本時間)、米コア小売売上高
- 23:15(日本時間)、米鉱工業生産