米主要株価指数は反落し、特にウォルマートの通期利益見通しの下振れが市場の重しとなった。為替市場では円が全面高となり、ドル円は12月以来となる150円を割り込み149.50円まで下落。日銀の追加利上げ観測が強まり、市場は9月までの利上げを織り込む展開となっている。
ゴールドは最高値を更新したものの大きな上昇とはならず、米政府による金準備の評価替え否定を受けて利益確定売りが出ている。RSIは71と高水準にあり、3000ドル突破前の調整が予想される。原油は4日連続で上昇し、供給不安が買い材料となっている。
前日価格変動TOP3
- USDJPY -1.22%
- AUDUSD +0.93%
- CADJPY -0.80%
NY市場マーケットハイライト
- 米主要株価指数は反落、米個人消費に弱まりが見え始める
- 米ウォルマートは通期利益見通しが予想を下回る、株価の重しに
- 日銀の利上げ観測が上昇、市場は9月までの追加利上げを完全に織り込む
- ドルインデックスが急落、雲を明確に下回りドル安傾向が強まる
- ドル円は12月以来の150円割れ、149.50円まで下落
- ドル円の主要安値は149.07円、149円割れとなればさらに円高の可能性
- 為替市場では円全面高、本日の日本CPI次第でさらに円高圧力となるか
- ゴールドは最高値更新も大きな動きとならず
- 米政府は金準備の評価替えの実施を否定、高値圏で利益確定の動き
- 原油は4日続伸、供給をめぐる不透明感が買いにつながっているか
- ユーロドルは上昇、「上げ三法」の形状が出現
- 豪ドル米ドルは安定的に上昇中、先日、豪中銀は4年ぶりの利下げ実施
- ポンドドルは雲上限で反発し上値を探る動きが続く
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは最高値更新をするも、ヒゲが目立つようになってきている。転換線は上回ったままであるが、3000ドルを突破するには、もう少し時間が掛かりそうだ。一度調整の動きをする可能性がある。
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RSIは71となっており、2月は70をほとんどの日付で上回っている。3000ドルの大台突入の前に、利益確定の動きと調整売りに警戒が必要な水準と考える。
今日の経済指標とイベント(2月21日)
- 8:30(日本時間)、日本全国コアCPI
- 16:00(日本時間)、英小売売上高
- 23:45(日本時間)、米製造業購買管理者指数
- 深夜0時(日本時間)、米中古住宅販売戸数
- 深夜0時(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数
- 翌2:45(日本時間)、米カナダ中央銀行マックレム総裁発言