来週は主要な国際経済指標の発表や中央銀行関係者の発言が予定されている。
テクニカル分析では、ドル円の動向が分析されており、上昇シグナルと150円台への可能性が示唆されている。日経平均株価については回復基調が指摘され、39500円付近が上値目安として予想されている。ユーロ円に関しては、上昇後の反落と200日移動平均線が重要な抵抗線となっている点が強調されている。
ドル円は149.30円から147.60円まで下落。ドル円は「陰線のはらみ足」が出現している。、売り圧力が落ち着いて、買いと売りが拮抗してきたと解釈するため、一般的には上昇シグナルと考える。月曜日以降に再び上昇するのであれば、150円台にトライする可能性を考えたい。
ボリンジャーバンドの中央線、基準線、200MAが上値に推移している。先週の金曜日はフィボナッチリトレースメントの38.2%で反落したと考えることもできる。
日経平均株価は大きく上昇している。注目点は200MAを上回り、支持線に転換している点。米株価指数の下落や日銀利上げで暴落した日経平均株価だが、回復基調にある。9月の米利下げを織り込んで株価は支えられている。ただし、今後の米利下げに関する要人発言で流れが変わる可能性もあるので注意したい。上値目安は39500円付近を予想する。
ユーロ円の日足チャートを分析する。ユーロ円は154円から164円台まで上昇した。200日移動平均線にぶつかり、反落している。200MAの他にも基準線やボリンジャーバンドの中央線も推移しており、フィボナッチリトレースメントの半値も推移している。上値は相当重たいと予想できる。戻り売りを狙うトレーダーが多くなるだろう。EU消費者物価指数や米ジャクソンホール会議のFRB・FOMC関係者の発言に注目したい。
ドル円が大きく上昇すれば、ユーロ円も200MAを上回る可能性がある。