注目の経済指標とイベント(4/21~4/25)

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ゴールドは史上最高値3357ドルを更新し、2週間で300ドル超上昇。RSI80と過熱感示す中、反落の可能性も。米FRB議長は市場介入否定でドル安進行。中央銀行は関税政策不透明とインフレ懸念から政策修正に慎重姿勢。

日経平均はフィボナッチ50%水準の3万4200円付近で推移。10日移動平均線が支持となり下落一服。ポンド円は上昇チャネル割れでチャネル下限が抵抗線に転換。移動平均線のパーフェクトオーダー形成に注意。

注目の経済指標とイベント(4/21~4/25)

  • 米FRB議長は市場介入を明確に否定、金融政策修正の期待が後退
  • ゴールドは史上最高値を連日更新、3357ドルを記録
  • カナダ中銀は政策金利据え置き決定、英中銀も動かないか
  • ドル安が進行中、ドルの信認が低下
  • 米景気先行指数や消費者信頼感指数に注目

相場のファンダメンタル

ゴールドが続伸している。関税発表直後はゴールドも売りが強まっていたが、直近2週間で300ドル以上の上昇を記録。2025年末の予想価格とされていた3300ドル台をあっさりと交信してしまっている。週足RSIでは80となっており、非常に買い意欲が強い。どこかで反落の動きもありそうだ。

中央銀行の政策金利発表が相次ぐが、関税政策の見通しが立たずインフレ懸念もあることから非常に慎重になっている。そのため、政策修正は市場が思うような早さとはならない可能性がある。

テクニカル分析

日経平均株価(JPN225)

日経平均株価の日足チャートを分析する。フィボナッチリトレースメントを描画すると、3万円付近からの反発の動きで61.8%、38.2%などが反応しており、下記のリトレースメントが意識されていることが確認できる。

現在は半値に該当する50%が意識されており、3万4200円付近で推移している。10日移動平均線が支持線になっており、下落の動きが落ち着いている。RSIは43となっている。

長期目線で見ると、26日、52日移動平均線は下向きになっており、61.8%を上回るまでは底入れという判断はしにくい。RSIが50になった段階で戻り売りが強くなる可能性がある。

【JPN225/日足】

ポンド円(GBPJPY)

ポンド円の日足チャートを分析する。ポンド円は上昇チャネルを割り込んでおり、チャネル下限が抵抗線に切り替わっていることが確認できる。チャネル下限が抵抗線になったことは、下落シグナルの1つとみなせる。

移動平均線がパーフェクトオーダーを形成しておらず、本格的な下落にはなっていない。26日移動平均線(オレンジ)が52日移動平均線を下回れば、パーフェクトオーダーが形成される。その段階で売りが強まる可能性がある。

ポンド円もRSIが50になったときの戻り売りの動きに注意が必要だ。

【GBPJPY/日足】

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