トランプ大統領就任式が1月21日に予定されており、関税政策や暗号資産規制など100以上の大統領令が準備されているとの報道がある。市場は大統領就任演説に特に注目している。
日本では日銀金融政策決定会合が24日に開催され、8割のアナリストが利上げを予想している。これを受けて円高が進行し、ドル円は155円台まで下落。日経平均株価も利上げ観測から下落基調となっている。
ビットコインは10万ドル超えで推移し、トランプ政権による規制緩和期待から上昇基調。一方、米国ではインフレ鈍化を受けて利下げ観測が高まっている。
- 日銀の利上げ観測が急上昇、8割のアナリストが利上げを予想
- 円高が急速に進行、ドル円は155円台に急落
- 米利下げ観測も上昇、インフレ鈍化を受けて安ど感
- トランプ政権がまもなく発足、大統領就任演説は波乱となる可能性
- 関税政策に特に注目、世界経済への影響が著しく大きい
相場のファンダメンタル
トランプ政権がまもなく発足する。最も注目するべきなのは大統領就任演説だ。これまで暗号資産の規制緩和、関税政策、移民政策について度々発信してきたが、トランプ政権の全貌が明らかになる。
大統領令は100以上も用意されているとの報道があり、市場は敏感に反応するだろう。全部が織り込まれるまでにはある程度の時間が掛かりそうだ。相場の急変動には十分注意し、警戒したい。
テクニカル分析
ビットコイン(BTCUSD)
ビットコインの日足チャートを分析する。ビットコインは雲に沿って上昇しており、10万ドルを上回って推移している。レンジ相場での推移が続いていたが、来週のトランプ政権による暗号資産への規制緩和に期待が高まっているのかもしれない。
RSIは60付近で推移しており、安定的な上昇基調を示唆。パラボリックでは買いサインが点灯している。52日移動平均線と雲を支持線として、上昇基調が続いていくかどうかに注目したい。
日経平均株価(JPN225)
日経平均株価の日足チャートを分析する。上昇トレンドラインを割り込み、年初から下落基調となっている。52日、90日、200日移動平均線を下回っており、RSIも36で安定的な下落基調を示す水準になっている。
日銀の利上げ観測が高まり、日経平均株価は下落圧力が強まっている。昨年の利上げ後には非常に大きな暴落が発生した。今回も事前に予想されているとはいえ、日経平均株価の下落に注意が必要だ。