3月24日から28日にかけて米国・英国・カナダのGDP発表が予定されており、特に米GDPに注目。米失業保険申請件数やトランプ大統領の関税発言も警戒材料。日経平均は下落パーフェクトオーダーを形成し、強い抵抗帯で戻り売りに注意。
ビットコインも同様に下落基調で、7万ドル台への下落リスクが高まっている。相場は4月3日に向けて敏感な動きとなりそうだ。

注目の経済指標とイベント(3/24~3/28)
- 米国・英国・カナダのGDPが発表予定、米国のGDPに注目
- 日本は多くの上場企業が決算予定、株式分割も多数予定
- 米失業保険申請件数の増加に注意、政府人材削減の影響がでるか
- 関税についてのトランプ大統領発言が引き続きリスク
相場のファンダメンタル
米株式市場はやや反発気味ではあるが、トランプ大統領の関税政策についての発言が引き続き相場を重くする可能性が極めて高い。徐々に織り込みつつあるが、それでもインパクトは相当大きくなる。
株価は徐々に上値が抑えられてきており、米雇用統計やGDPに影響がみられるかに注目することになる。関税が実際に実施された場合、数か月遅れで統計に反映されることになり、株価がさらに下落する可能性がある。
最高値から20%以上の下落で下落相場、1日で10%の下落で暴落と定義される。4月3日が近づくにつれて、相場が敏感になりそうだ。
テクニカル分析
日経平均株価(JPN225)
日経平均株価の日足チャートを分析する。長期・中期・短期の移動平均線が上から順番に並んでおり、下落のパーフェクトオーダーを形成している。短期移動平均線である26日移動平均線が抵抗線となっている。
また、フィボナッチの61.8%も同じく抵抗線として機能しており、37850円は非常に強い抵抗帯となっている。RSIは50を下回って推移しており、戻り売りの強まりに警戒したい相場の形状となっている。

ビットコイン(BTCUSD)
ビットコインの日足チャートを分析する。ビットコインでも短期移動平均線である26日移動平均線が抵抗線となっており、ヒゲを形成して陰線で引けている。下落のパーフェクトオーダーも形成されている。
フィボナッチの50%ラインが支持線となっているが、突破も時間の問題か。上値が重たくなっており、7万ドル台に下落する可能性もある。
