注目の経済指標とイベント(4/28~5/2)

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今週は米雇用統計と日銀政策決定会合が注目される。米国では政府職員解雇や関税の影響が雇用統計に表れるか、日銀は利上げ見送りの可能性が高い。各国のGDPや消費者物価指数も発表される。

トランプ政権は対中関税引き下げ検討、FRB議長解任否定、日米通貨交渉での穏健な姿勢など融和的な動きを見せている。GWで日本市場は閑散となり、ボラティリティが高まる可能性がある。

テクニカル分析では、ユーロドルは上昇トレンド中の調整売り、原油は65ドルを超えない限り下落圧力が強いが、60ドル以下は堅い展開となっている。

注目の経済指標とイベント(4/28~5/2)

  • 米雇用統計に注目、政府職員の解雇などが数値に表れ始めるか
  • 関税の影響が徐々に出てくる可能性あり、失業率や雇用者数に注目
  • 日銀は利上げ見送りの可能性が高いか、複雑な判断が迫られる
  • 各国の消費者物価指数が発表予定、GDPにも注目

相場のファンダメンタル

トランプ政権はこれまでの緊張ムードを一気に融和している。強硬姿勢だった対中関税の引き下げ検討の報道、FRB議長の解任はないという報道、日米通貨交渉では予想よりも強気ではなかったことなどが相場の上昇材料となった。

今週は米雇用統計、日銀政策決定会合が開催される。関税の影響やDOGEによる政府職員の解雇など数値に影響が出るかどうかに注目が集まる。GWのため日本市場は閑散となる。ボラティリティも大きくなると予想されるため、警戒したい。

テクニカル分析

ユーロドル(EURUSD)

ユーロドルの日足チャートを分析する。26日移動平均線が支持線として機能しており、右肩上がりで上昇している。一方、RSIを見ると、70を下回って推移しているため、現在は調整の動きが強くなっていると考えられる。

パラボリックが1.1220ドルまで接近しており、強いドル買いの動きがあれば、もう100Pips程度下落する可能性がある。1.1220ドルは過去の高値となった価格帯なので、強い支持帯として機能するとも予想される。

上昇トレンドの中の一時的な調整売りと、今のところは考えられる。

【EURUSD/日足】

原油(XTIUSD)

原油の日足チャートを分析する。26日移動平均線が抵抗線として機能しており、移動平均線付近では包み足が形成されている。65ドルの抵抗線を超えない限り、下落圧力が強いとみなせる。ただし、60ドルより下値は相当堅く、新たな材料がなければ動きずらい展開が続きそうだ。

【原油/日足】

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