注目の経済指標イベントとして、日銀短観、米雇用統計などが控えている。メインイベントは米雇用統計で、平均時給は前年比+0.1%の上昇が予想されている。相場の動きとしては、ドル円は151円台で小動きが続いているが、新年度がスタートし、これから相場が活発化する可能性がある。 原油価格は83.5ドル付近で推移しており、フィボナッチ的には100%付近で攻防が続いている。ゴールドは2232ドルの史上最高値を付けるなど、急騰している。
ドル円のボラティリティが非常に低くなっており、週間をとおして151円台での推移となった。新年度がスタートし、イースター休暇も火曜日に明ける。 夏休暇までの間、相場は大きく変動しやすい季節となる。ボラティリティが急減した後、一気に大きくなるというのは知られており、レンジ期間が長いほどエネルギーは大きくなる。
152円台になれば為替介入が入る可能性もあり、注意が必要だ。
原油の日足チャートを分析する。フィボナッチエクスパンションを描画すると、現在、100%付近で攻防が続いている。直近高値は83.7ドルとなっており、ココの価格帯を上回るかに注目。RSIは61となっており、次の抵抗帯は85ドル付近となる。
原油高は円安を招く要因となるため、ドル円相場の変動にも注意したい。
豪ドル円の日足チャートを分析する。豪ドル円は高値付近で「大陽線+十字線+大陰線」のローソク足の組み合わせが出現しており、一般的には下落シグナルとして知られている。豪ドル円相場は基準線の割り込んでおり、遅行線もローソク足にぶつかっている。
遅行線がローソク足を終値で下回れば、下落基調のシグナルとなる。このとき、RSIが50を下回るかどうかにも注目したい。