注目の経済指標とイベント(4/1 ~ 4/5)

注目の経済指標イベントとして、日銀短観、米雇用統計などが控えている。メインイベントは米雇用統計で、平均時給は前年比+0.1%の上昇が予想されている。相場の動きとしては、ドル円は151円台で小動きが続いているが、新年度がスタートし、これから相場が活発化する可能性がある。 原油価格は83.5ドル付近で推移しており、フィボナッチ的には100%付近で攻防が続いている。ゴールドは2232ドルの史上最高値を付けるなど、急騰している。

  • メインイベントは米雇用統計、平均時給は前年比+0.1%の上昇予想
  • 本格的に相場が動き出すのは火曜日以降か、ドル円の動きに注目
  • ドル円は週足で十字線を形成、新年度がスタートしボラティリティが戻るか
  • 日銀短観に注目、市場予想を上回ればドル円に調整売りが入る可能性あり
  • ユーロドルは一目均衡表の雲を下回る、ドイツ消費者物価指数に注目
  • 英国の経済指標も発表予定、ドル高に動いて200日移動平均線を割るかに注目
  • 豪ドルも雲を下抜けて下落基調、0.65ドルを割るか
  • クロス円は全体で円高基調、豪ドル円は基準線を下回る
  • ゴールドが急騰、2232ドルの高値を付けて史上最高値更新
  • 原油価格も上昇、転換線で反発し83.5ドルで推移

テクニカル分析

ドル円のボラティリティが非常に低くなっており、週間をとおして151円台での推移となった。新年度がスタートし、イースター休暇も火曜日に明ける。 夏休暇までの間、相場は大きく変動しやすい季節となる。ボラティリティが急減した後、一気に大きくなるというのは知られており、レンジ期間が長いほどエネルギーは大きくなる。

152円台になれば為替介入が入る可能性もあり、注意が必要だ。

原油(XTIUSD)

原油の日足チャートを分析する。フィボナッチエクスパンションを描画すると、現在、100%付近で攻防が続いている。直近高値は83.7ドルとなっており、ココの価格帯を上回るかに注目。RSIは61となっており、次の抵抗帯は85ドル付近となる。

原油高は円安を招く要因となるため、ドル円相場の変動にも注意したい。

【XTIUSD/日足】

豪ドル(AUDJPY)

豪ドル円の日足チャートを分析する。豪ドル円は高値付近で「大陽線+十字線+大陰線」のローソク足の組み合わせが出現しており、一般的には下落シグナルとして知られている。豪ドル円相場は基準線の割り込んでおり、遅行線もローソク足にぶつかっている。

遅行線がローソク足を終値で下回れば、下落基調のシグナルとなる。このとき、RSIが50を下回るかどうかにも注目したい。

【AUDJPY/日足】